新しい日々ー移住ノオトー

2012年2月15日 / 娘のこと。

こどもの食事。

 

 

娘は大人の私から見ても、

気持ちよいくらい

ほんとーによく食べます。

しかも途中で立ち上がったりすることもなく、

集中して、楽しそうに食べます。

羨ましいと言われることが多いのですが、

私はなんにもしていません。

そもそも彼女の食に対するベースを

作ってくれたのは、

東京で通っていた保育園なのです。

 

玄米粗食。

低農薬無農薬野菜を使用。

調味料は塩、醤油、味噌のみ。

お出汁は本物から。

粉ミルクはできるだけあげないで、

お母さんたち、母乳絞って持ってきて!

母乳が足りない日は玄米の上澄みを。

そんな園でした。

 

彼女が始めて母乳以外の固形物を口にしたのは、

保育園で。夏の暑い日でした。

私の目の前で娘にひょいっと

何かを手渡した園長先生。

それはなんと…塩抜きした沢庵でした。

離乳食だからって、なんでも細かく刻んで

あげてしまうお母さんが多いけれど、

この時期に噛む力をつけることが大切。

よく噛むことは脳の発達を促すから、と。

なるほど、歯が1本も生えていない娘も、

生き生きと勢いよく咀嚼している!

飽きるまでひたすら噛む。噛む。噛む。

園長先生によると沢庵の他に

スルメ、茹でるか蒸したゴボウも有効なのだとか。

それから我が家もスルメ、沢庵、ゴボウは常備食に。

保育園での野菜中心の離乳食をお手本に、

細かいものからだんだん大きくなって、

ジャガイモ丸ごと1個くらい、

そんな大胆な料理(!?)でよかったから、

私は離乳食で苦労したことがないのです。

周りの人からはもっと肉・魚を食べさせなさいと

よく言われたけれど、彼女が欲さなかった。

時々出しても、残していたっけ。

話は戻りますが、野菜を丸ごとそのままとか

人参、大根、ゴボウもこどもが

手で握って食べやすいように

スティック状にして出してあげること

(栄養素を考えて蒸篭蒸しにしていました)。

手で食べることは

熱い、固い、ごつごつしてるなど、

感覚を磨くことにも繋がるそうで、

我が家の2歳の娘は、

未だに五感磨き中らしく…

手で食べることが大好きです。

 

小さいうちに食の土台は

完成してしまうんですって。

どんなに横道に逸れても、

その人の根幹となるのは、

3歳くらいまでの食事と言います。

咀嚼、触れる。

このどちらもを大切にして、

できる限りシンプルな料理が

望ましいのですね。

 

他にも、もしも参考になればと思うので

書いておきますね。

●スタイや洋服カバーはいらない

→邪魔。自分がされたら嫌でしょう。

●こどもが集中して食べられる環境を作る

→「おいしい?」「どう?」など

余計な口出しはしない。

●料理は一度に出さない。

まるで高級フレンチのように

コース仕立てで配膳!

→ひとつひとつに集中して、

味わって食べることが大事。

などなど。

「食べる」に関わることだけでも、

数えきれないくらい学びました。

もしかしてよくあるママ雑誌とは

真逆の世界かもしれませんね。

 

今日、今娘が通っている園の

給食試食会でした

(だから食のことを書きたくなったのですが、

あまりにも睡眠不足で

文章も展開もおかしいと思いますが、

そのままでアップします。

お許しください)。

保育園のごはん、とってもおいしかったです。

想像してたよりずっと薄味。

しかも料理に工夫がある。

原発から1000km離れた土地ながら、

私がちらり(本当にちらり)とお話した後に

勉強してくださったようで、

大変慎重に素材を選んでくださっています。

食に対して真剣な場所は

人に対しても真剣な場所、

そんな気がしてなりません。