ここしばらく考えていたことは、
非日常を生き続けることはできないなということです。
こどもを授かった母としては。
こどもは、安らかな日常の中で育っていってほしい。
この都会で平日は仕事をしている私が、なお、
週末になると原発反対の旗を持って走って行ってしまったら、
小僧さんはどうなってしまうのか?
母が日々、阿修羅の形相であったら、
小僧さんの心はどのように育っていくのか?
そう思って、ふと立ち止った日がありました。
でも。
当然ながら3月11日以前の日々に戻ることもできません。
放射能の話題を避けて、
何事もなかったかのようにお酒を酌み交わすことはできません。
色々な人と話をして心に落ち着いたフレーズがあります。
「非日常をいかに日常に落とし込むか」。
このことを、考え続けたいと思います。
被災地の人たちを支援することや、
脱原発を実現するために、
日常の中でできること。
たくさんのアイデアが広がっていったらいいなと思います。
例えば。
山口県・祝島のびわ茶を注文してみました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~jf-iwai/
上関原発建設に反対し続けている祝島の支援になります。
それだけではなくて、本当に濃くて美味しいのです。
そういう、小さなこと。
とはいえ、昨日は日比谷公園へ駆け付けたかった。
昨日は、朝から激しい吐き気と下痢で、寝込んでおりました。
寝ている横で小僧さんは一人で遊んでいました。
14時半。池上本門寺の鐘の音が聞こえてきました。
布団の中で合掌。
夕方、パパが仕事から帰宅して、3人で池上本門寺へ。
こどもを、穏やかな日常の中においてあげることも、
時が来たら、この世界の苦しみや悲しみを伝えてあげることも、母の仕事。
合掌
多くの御霊が安らかに眠られますよう。
今なお、大震災を生きておられる方々の気持ちが、
日一日と明るみに近づいていきますよう。