しんこきゅう

2012年3月12日 / しんこきゅう

日常と非日常

ここしばらく考えていたことは、

非日常を生き続けることはできないなということです。

こどもを授かった母としては。

こどもは、安らかな日常の中で育っていってほしい。

この都会で平日は仕事をしている私が、なお、

週末になると原発反対の旗を持って走って行ってしまったら、

小僧さんはどうなってしまうのか?

母が日々、阿修羅の形相であったら、

小僧さんの心はどのように育っていくのか?

そう思って、ふと立ち止った日がありました。

 

でも。

当然ながら3月11日以前の日々に戻ることもできません。

放射能の話題を避けて、

何事もなかったかのようにお酒を酌み交わすことはできません。

 

色々な人と話をして心に落ち着いたフレーズがあります。

「非日常をいかに日常に落とし込むか」。

このことを、考え続けたいと思います。

被災地の人たちを支援することや、

脱原発を実現するために、

日常の中でできること。

たくさんのアイデアが広がっていったらいいなと思います。

 

例えば。

山口県・祝島のびわ茶を注文してみました。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~jf-iwai/

上関原発建設に反対し続けている祝島の支援になります。

それだけではなくて、本当に濃くて美味しいのです。

そういう、小さなこと。

 

とはいえ、昨日は日比谷公園へ駆け付けたかった。 

昨日は、朝から激しい吐き気と下痢で、寝込んでおりました。

寝ている横で小僧さんは一人で遊んでいました。

14時半。池上本門寺の鐘の音が聞こえてきました。

布団の中で合掌。

夕方、パパが仕事から帰宅して、3人で池上本門寺へ。

 

 

こどもを、穏やかな日常の中においてあげることも、 

時が来たら、この世界の苦しみや悲しみを伝えてあげることも、母の仕事。

 

合掌

多くの御霊が安らかに眠られますよう。

今なお、大震災を生きておられる方々の気持ちが、

日一日と明るみに近づいていきますよう。