新しい日々ー移住ノオトー

2012年4月17日 / 家族のできごと。

憧れの家、憧れの人と。

 

 

 

 

 

ここが私の憧れの家。

母方の本家である、

鹿児島のとある町にあります。

この縁側の椅子に祖母の兄が、

座っていた姿や、

みんなで池の鯉に餌をあげたこと、

やたらエネルギッシュな人がたくさんいたこと、

そんなことを、幼少期に訪ねた記憶で

断片的に覚えています。

 

この憧れの家で、

私の小さなときの憧れのお姉ちゃまが

先日結婚式をあげました。

彼女の名前は日本古来の色の名前で

今も着物には使われていますが、

初めて会ったときに聞いたその名前が

私にはすごく格好よく思えて

名前にも憧れの想いを抱いていたのを思い出します。

私の両親も東京から宮崎に入り、

我が家と一緒に鹿児島に向かいました。

 

憧れの家の庭に設けられた

式のための祭壇。

 

 

 

お供えものたち。

 

 

 

そして式はこんな雰囲気のなか執り行われました。

 

 

おめでとう!!

美しく力強いふたりの門出。

 

 

お祝いのお料理は

郷土料理の「酒寿司」。

 

 

下戸の私には少々大人っぽい味でしたが、

とってもとっても美味しかったです。

こども用のお寿司(お酒抜き)もあります。

 

 

 

式が終わり、ごはんをいただいたいると、

「馬が来るぞーー!」の声。

この辺りに伝わり春を告げるお祭り

「シャンシャン馬」が家の駐車場まで、

三味線、太鼓、踊り子たちを連れて

お祝いに来てくれたのです!

 

 

写真ではわかりづらいと思いますが、

このお馬さん、大変大きいんです。

足も極太。

大きな身体に大きな飾りをつけて、

おはやしが始まると、

リズムに乗って踊ります

(健気…)。

そのリズム感と踊りのうまさにも驚きましたが、

何に驚いたかって、コレ。

 

 

 

 

この、誰よりも激しく踊っている

ベージュのワンピースの女性は、

さっきまで白無垢を着ていた

憧れのお姉ちゃま、です。

実はお嫁さんファミリー、

お母さんはモダンダンスの先生、

娘ふたりもダンスの名手。

だから音楽が聞こえると

身体が自然に動いちゃうんでしょうね。

誰よりも格好いいダンスでした!!!

 

 

 

 

 

奥には私の母の小学校時代の写真が

飾ってありました。

見つめる祖母(母)と娘。

娘の記憶にも、

この家、この空間は残せたらいいなと思います。

今は誰も住んでいないのがもったいない。

 

 

カメラじゃなくて、

記憶に残せるように

また憧れの家におじゃまします。

憧れの家に呼んでくれた

憧れのお姉ちゃまに感謝した週末でした。