「これ、なんだか分かりますか?安曇野の寒い冬を乗り切るために、低く低くなった白菜。外葉でまわりの草が生えないように自分でマルチングしていますね」と講師の山口さん。
生徒さんが聞きました。「この葉っぱ、食べられますか?」
山口さんは、愛おしそうに答えます。「これから茎をのばして花を咲かせるために、今、一生懸命力を蓄えているところです」。茎がのび、菜の花を咲かせ、そして種がとれるのだそうです。
「その力を奪わないで!」という山口さんの気持ちが聞こえてきます。
野菜の一生を知ることもとても大切なことのようです。
我が家では、福岡県糸島半島の『みっちゃん自然農園』から野菜の詰め合わせを送っていただいています。
3月には白菜の菜花が届きました。4月はキャベツの菜花が届きました(写真)。
シャロムへ行ってから『みっちゃん自然農園』の風景を少しだけ想像できるようになりました。
まるまるした白菜だけが白菜ではない。スーパーに売っている「菜の花」だけが菜花ではない。
野菜について知らないことが、すごくたくさんあるのだな。(おわり)