田んぼに入って苗を植えていると、水の上を心地良い風が吹いてきます。
ガッツリ働いた後お風呂で汗を流し、皆で夕食をいただくと本当に美味しい。
こういうのをhappyというのだな。
週末は、富士山のふもとにて田植えのお手伝いでした。
親戚一同9人が集まり、苗床を運んだり、手植えをしたり。
ワサワサっとした感じが何とも素敵です。
親戚一同が集まってのんびり会食する、というのではないわけです。
皆忙しく働いている。共同作業です。
小僧さんはといえば、畦のタンポポをむしってみたり、テントウムシを田んぼに放り込んで土をぶっかけたり(ひどい!)
水路の水は勢いよく流れていて、だから親としては目を離して田植えに熱中するわけにはいかず、パパとママと交代で田んぼに入りました。
総監督はパパのお祖母ちゃん。小僧さんの総祖母です。
彼女の「今年も田んぼやるよ!」の号令で、息子や孫が集まるわけです。
こういう時間をくださって、本当にありがたいです。
話は変わって。
先日『happy』というドキュメンタリー映画を観ました。
「幸せってなんだろう?」を探して、カメラは色々な国へ飛びます。
米国、日本、インド、ブラジル、ブータン、デンマーク、アフリカ・・・。
同時に、幸福について研究している学者たちが登場してインタビューに答えます。
印象的だったのは、「幸福度の高い人たちというのは、決まって、親戚や親しい友人と多くの時を過ごしている」ということ。
お金・地位・セルフイメージのアップというものによって幸福度は増さない。
自己の成長、コミュニティーへの帰属意識、親戚や友人との親交が、幸福度アップをもたらすということです。
映画には東京も登場しますが、残念ながら「日本は先進国の中では最も幸福度が低い国です」と紹介されています。
駅のホームを走るサラリーマンの背中や、満員電車に詰め込まれる人々の姿が映し出され「経済成長を果たした今も、日本人は働き続けています」というものでした。
なんとかここからhappyの方の世界へ脱出したいと試行錯誤の最中です。
もしくは、ここをhappyの世界へ変えるか・・・?