しんこきゅう

2012年5月22日 / しんこきゅう

happy

 

 

田んぼに入って苗を植えていると、水の上を心地良い風が吹いてきます。

ガッツリ働いた後お風呂で汗を流し、皆で夕食をいただくと本当に美味しい。

こういうのをhappyというのだな。

 

週末は、富士山のふもとにて田植えのお手伝いでした。

親戚一同9人が集まり、苗床を運んだり、手植えをしたり。

ワサワサっとした感じが何とも素敵です。

 

親戚一同が集まってのんびり会食する、というのではないわけです。

皆忙しく働いている。共同作業です。

 

小僧さんはといえば、畦のタンポポをむしってみたり、テントウムシを田んぼに放り込んで土をぶっかけたり(ひどい!)

 

水路の水は勢いよく流れていて、だから親としては目を離して田植えに熱中するわけにはいかず、パパとママと交代で田んぼに入りました。

 

総監督はパパのお祖母ちゃん。小僧さんの総祖母です。

彼女の「今年も田んぼやるよ!」の号令で、息子や孫が集まるわけです。

 

こういう時間をくださって、本当にありがたいです。

 

 

話は変わって。

先日『happy』というドキュメンタリー映画を観ました。

「幸せってなんだろう?」を探して、カメラは色々な国へ飛びます。

米国、日本、インド、ブラジル、ブータン、デンマーク、アフリカ・・・。

 

同時に、幸福について研究している学者たちが登場してインタビューに答えます。

 

印象的だったのは、「幸福度の高い人たちというのは、決まって、親戚や親しい友人と多くの時を過ごしている」ということ。

 

お金・地位・セルフイメージのアップというものによって幸福度は増さない。

自己の成長、コミュニティーへの帰属意識、親戚や友人との親交が、幸福度アップをもたらすということです。

 

映画には東京も登場しますが、残念ながら「日本は先進国の中では最も幸福度が低い国です」と紹介されています。

駅のホームを走るサラリーマンの背中や、満員電車に詰め込まれる人々の姿が映し出され「経済成長を果たした今も、日本人は働き続けています」というものでした。

 

なんとかここからhappyの方の世界へ脱出したいと試行錯誤の最中です。

もしくは、ここをhappyの世界へ変えるか・・・?