新しい日々ー移住ノオトー

2012年5月19日 / 娘のこと。

静寂のなかで。

 

 

年少少クラスに進級したときの

クラス便りに書いてあったのが、

「前開きのボタンタイプのパジャマを

用意してください」。

パジャマを巾着に入れて持っていく

新しい習慣がこの4月から始まりました。

1月生まれの娘は、まだボタンを

自分でしめることができなくて、

家で少し挑戦しては

「できらない〜っ」と苛立ったり

「ママ、かけて〜かけて〜」と訴える日々。

園では生まれの早いお友だちや

先生に手伝っていただいていたようです。

 

 

それが、今日、突然。

ボタンをひとりでかけることができました。

「ママはお片付けしているから、

そこにあるパジャマに着替えてね」と

伝えてしばらくすると……

娘がパッとこちらを見て

「かけられた〜」というような

内容のことを言うのです

(正確な言葉を覚えていないのが

悔やまれます)。

「えっ!?」と娘を見ると

なんとパジャマの第1ボタンが

しめられているではありませんか!!

「すごーーーい♡ ひとりでできたの!?

やったね、やったね!!」と

大喜びする私を見て、

娘も顔をくしゃくしゃにしていました。

それから「ここも」と言って、

静かに第2ボタンへ挑みます。

数分間の静寂。

娘の息づかいだけが響きました。

なんども「!……」と

投げ出したくなって何か言おうとしては

挑戦する、が続きます。

でも結局、第2ボタンはうまくいかず

私がちょっとだけお手伝い。

その後、なんと第3ボタンは

私の目の前で自分で閉めていました。

一番下のボタンもほんの少しお手伝い。

こどもがやると決めたときの

意思の強さ、集中力は凄みさえ感じますね。

簡単に「ガンバレ」なんて言えなかった!

 

 

もう立派なひとりの人間ね、と

感じることが多い今日この頃。

お人形、ぬいぐるみ遊びも

演技がかっておもしろくなって参りました。