新しい日々ー移住ノオトー

2012年7月7日 / 娘のこと。

初めての登園拒否。

 

 

 

昨日から娘が登園拒否です。

園に近づくと唐突に

「もうおうち帰る」

「やだ、おうちで遊ぶ」

と言い泣きべそかき始めました。

あまりに突然のできごと。

あんなに大好きだったのに!

いったい彼女に何があったの?

平成を装いながらも初めてのことに

狼狽える私…

今日は大事な予定があるけれど

ここで置いて帰ったら鬼母よね…

いや、かわいそうだから

連れて帰ってなんとかするか…

園の近くで先生に電話をかけました。

「園長先生、娘が今日は行きたくないって

言っているんです」。

すると

「お母さん、とりあえず一回来てみませんか?

○○ちゃんとお話してみたいです」。

 

 

娘に「園長先生があなたに

会いたいって行ってるから行こう!」と

話をしたら、嫌だ嫌だと言っていたのに

先生の胸にスムーズに抱かれました。

その後は何も言わなくなってさらっとバイバイ。

 

 

 

 

うーん。

待てよ…

ここで初めて母は最近のことを振り返るわけです。

 

 

 

 

あ! プールか!!!

 

 

 

 

 

思い返せば、担任の先生との連絡ノートに

頭からのシャワーが怖いようですって

書いてあったし、

家でシャワーするときも

「あたまはあらわんでね」って

ここ数日言っていたし、

夫とお風呂に入るとシャワーのとき

泣いて嫌がっていたし、

彼女なりのSOSとかメッセージも

随所にちゃんとあったのに。

母さん、全く気づかず、

いや気づいてたけど真剣に取ってなかったんだ。

娘よ、ごめん。

本当に嫌だったんだね。

苦手になっちゃったんだね。

先生に伝えるから待っててね。

そんな気持ちで迎えに行きました。

 

 

門を開けてすぐ園長先生。

「お母さん、○○ちゃん、

シャワーですね。」

「!!」

ちゃーんとわかってる!

毎日一緒にいる私なんかより、

今日気にかけただけで

あっという間に理解してくれた先生。

さらに彼女が傷つかないように

やさしく対応してくださっていました。

 

 

「園ではプールに入る前に必ずお尻と頭は洗うんです。

だけどここのお水はとびきり冷たいから

きっとそれが頭からかかるのが嫌なんでしょうね」

「もともと水遊びもプールも大好きなんですけど…」

「自分の好きなようにお水で遊ぶことと、

受動的なお水はまた違うんですよね、きっと」

なるほど!

それを聞いて思うのは出産のとき。

娘は羊水をかなり飲み込んでしまって、

苦しい状態で生まれてきました。

だから冷たい水がかかったときの、

あの一瞬息ができなくなるような

感覚が辛く苦しいのかも。

そんな風に思いました。

 

 

今日も往路早々に

「おうちかえってお昼寝したい」

と泣きべそです。

だけどプールには入りたくなかったら

入らなくてもいいこと、

先生がお庭で遊んでてもいいよと

言ってくださっていること、

いろいろ話をしながら登園しました。

行ったらいろんな先生が

「○○ちゃんおはよう。

今日はお庭で何して遊ぶ?」と

声をかけてくださいました。

そして連絡ノートには

ちょっとずつ慣れていけるような

工夫を書いてくださっていました。

 

 

 

彼女はこの夏をどう成長するのだろう。

水とどんな関係になるんだろう。

「娘は水が好き」という勝手な思い込みから

彼女の言動を軽視、

結果的に娘を苦しませてしまった私も、

この夏は大きく成長すべきときですね。

 

 

写真は娘の短冊。

七夕様になにお願いする?と尋ねて。

2歳5ヶ月の娘の迷いのない

言葉をそのまま書きました。