昨日から娘が登園拒否です。
園に近づくと唐突に
「もうおうち帰る」
「やだ、おうちで遊ぶ」
と言い泣きべそかき始めました。
あまりに突然のできごと。
あんなに大好きだったのに!
いったい彼女に何があったの?
平成を装いながらも初めてのことに
狼狽える私…
今日は大事な予定があるけれど
ここで置いて帰ったら鬼母よね…
いや、かわいそうだから
連れて帰ってなんとかするか…
園の近くで先生に電話をかけました。
「園長先生、娘が今日は行きたくないって
言っているんです」。
すると
「お母さん、とりあえず一回来てみませんか?
○○ちゃんとお話してみたいです」。
娘に「園長先生があなたに
会いたいって行ってるから行こう!」と
話をしたら、嫌だ嫌だと言っていたのに
先生の胸にスムーズに抱かれました。
その後は何も言わなくなってさらっとバイバイ。
うーん。
待てよ…
ここで初めて母は最近のことを振り返るわけです。
あ! プールか!!!
思い返せば、担任の先生との連絡ノートに
頭からのシャワーが怖いようですって
書いてあったし、
家でシャワーするときも
「あたまはあらわんでね」って
ここ数日言っていたし、
夫とお風呂に入るとシャワーのとき
泣いて嫌がっていたし、
彼女なりのSOSとかメッセージも
随所にちゃんとあったのに。
母さん、全く気づかず、
いや気づいてたけど真剣に取ってなかったんだ。
娘よ、ごめん。
本当に嫌だったんだね。
苦手になっちゃったんだね。
先生に伝えるから待っててね。
そんな気持ちで迎えに行きました。
門を開けてすぐ園長先生。
「お母さん、○○ちゃん、
シャワーですね。」
「!!」
ちゃーんとわかってる!
毎日一緒にいる私なんかより、
今日気にかけただけで
あっという間に理解してくれた先生。
さらに彼女が傷つかないように
やさしく対応してくださっていました。
「園ではプールに入る前に必ずお尻と頭は洗うんです。
だけどここのお水はとびきり冷たいから
きっとそれが頭からかかるのが嫌なんでしょうね」
「もともと水遊びもプールも大好きなんですけど…」
「自分の好きなようにお水で遊ぶことと、
受動的なお水はまた違うんですよね、きっと」
なるほど!
それを聞いて思うのは出産のとき。
娘は羊水をかなり飲み込んでしまって、
苦しい状態で生まれてきました。
だから冷たい水がかかったときの、
あの一瞬息ができなくなるような
感覚が辛く苦しいのかも。
そんな風に思いました。
今日も往路早々に
「おうちかえってお昼寝したい」
と泣きべそです。
だけどプールには入りたくなかったら
入らなくてもいいこと、
先生がお庭で遊んでてもいいよと
言ってくださっていること、
いろいろ話をしながら登園しました。
行ったらいろんな先生が
「○○ちゃんおはよう。
今日はお庭で何して遊ぶ?」と
声をかけてくださいました。
そして連絡ノートには
ちょっとずつ慣れていけるような
工夫を書いてくださっていました。
彼女はこの夏をどう成長するのだろう。
水とどんな関係になるんだろう。
「娘は水が好き」という勝手な思い込みから
彼女の言動を軽視、
結果的に娘を苦しませてしまった私も、
この夏は大きく成長すべきときですね。
写真は娘の短冊。
七夕様になにお願いする?と尋ねて。
2歳5ヶ月の娘の迷いのない
言葉をそのまま書きました。