娘が東京で通っていた保育園の園長先生が、私は大好きです。
娘も園長先生が大好きです。
もともと減農薬、無農薬野菜を中心にした和食、玄米、牛乳と卵は取らない
考えで園の給食を進めていらっしゃいました。
こどもの想像力、感覚、いうなれば五感を重視していたから
テレビ番組、キャラクターを知らない園児がほとんど。
みんなどろんこになりながら、水に戯れながら、
冬でも薄着で元気はつらつ。
●●ごっこみたいなのもなかったし、みんなちゃんと自分の言葉でしゃべっていて
本当にこどもらしいこども、という感じでした。
3.11のあと。
水は各家庭がペットボトルを持ち寄ること、野菜の産地の再考、
そして今では私がご紹介した宮崎の農家さんから野菜を取り寄せることを
決断したのも園長先生です。
園児たちみなが自分のこどもであるかのように
内部被爆を防ぐ努力をされています。
これって、ほんとうに素晴らしいことですよね!
この園の素敵な様子は、きっとみっちゃんが書いてくれると思うからこのへんで。
とにかくあまりにも好きな保育園だったから、この園に通えなくなるのがイヤで
東京をなかなか飛び立てなかったくらいでした。
でも東京を離れることに決めて、私たちが一番に重視したのは、やっぱり保育園。
東京のあの園と同じところはきっとないけれど、
別の素敵なところはあるに違いない!
そんな想いでインターネット上を探しました。
探すエリアは九州で原発がない県で、あたたかなところ。
そうしたら、宮崎がいちばんよさそうだったんです。
これが宮崎に決めた経緯。
いたってシンプル。身寄りもなければ、友達もいませんでした。
移住前にいくつかの保育園に見学に行き、決めたのが今通っている園。
ここも、ユニークで親が密接に関わる魅力的なところ。
だけどいろいろ考えに考えて、12月からほかの保育園にうつることにしました。
その園のことは移住前には知らずにいて、
宮崎に来てからその存在を知った次第。
数回見学におじゃまして、娘がごく自然に溶け込んでいたから。
こどもたちがキラキラしてたし、先生方も本物の笑顔だったから。
もう、見つけたっ!て感じで嬉しかったなぁ。
せっかく今の保育園に慣れたところだから、彼女はすごく戸惑うことでしょう…。
だけど、遠い未来を想像し、そして近い未来を想像して決めました。
こんど通う園の園庭には、大きな木があります。
夏にはこどもたちに木陰をつくり、冬はおひさまの光を届けてくれます。
さぁ、新しい保育園で娘はどう育っていくでしょうか。
今から待ち遠しくてなりません。