しんこきゅう

2012年12月3日 / しんこきゅう

妊娠の不思議な話

もうすぐ42歳になろうというところですが、このたび第二子を妊娠いたしました。常々、冷え取り健康法(靴下の重ね履き)で体を温め、春からは漢方薬を服用していたのですが、今回は鍼灸が大きかったような気がします。今日はその不思議なお話しです。

 

 

この鍼灸は少々変わった方式らしく、積聚(しゃくじゅ)治療方式というものなのだとか。詳しくは積聚会のHPを見ていただければと思いますが、たまたま家の近くで治療院をされている先生がこの方式で治療されており、しかも明るくてとても素敵な方なのです。そして治療は、とにかく気持ちが良い。

経絡という、気の流れる道筋を大切にする治療で、鍼、お灸、そして温熱療法、最後にマッサージと盛りだくさん。通い始めたきっかけは、背中がガチガチと堅く痛かったからなのですが、「実はもう一人子供が欲しいんです~」と話したら、「じゃあそっちの治療もしておきますね」とお灸をチョコチョコ。

 

 

5カ月ほど通ったでしょうか、背中が柔らかくなり、身体が楽になったなあと思ったある日のこと。

先生は治療しながら「エンドウさん、赤ちゃん大丈夫ですよ~」なんて言うわけです。「はあ、そうですか~」と答えつつ、その時は「なんでかしら~?随分気楽に言うなあ」と思ったのでした。ところが、その翌月にピタリと妊娠したのでびっくり。

妊娠直後にメールで「妊娠したかも」と送ったら、「昨日ちょうど、エンドウさん赤ちゃんどうしたかなあって思っていたところなんですよ」なんていう返事が返ってきてまたびっくり。

数日後の治療の際「先生、このあいだ赤ちゃん大丈夫ですよ~って言っていたの覚えていますか?」ってマジマジ聞いたら、「覚えていますよ」。「なんで分かったんですか?」と聞くと「脈が全然違います。気の流れも、滞りがなくなりましたからね」とのお返事でした。

すっかり驚いてしまった私は、「これまでにも妊娠の治療をいっぱいされたのですか?」と事例を聞きまくり、「旦那さんを連れてきてもらって治療して授かった人もいますよー」とか、「なかなか赤ちゃんができないという人は、大抵は背中に一枚堅―い板が入っている感じですね」などということも教えていただいたのでした。そして、妊娠中に定期的に通った人たちは、短時間で安産で産んでいるのだとか。

 

 

先生から見たら不思議でもなんでもないことなのかもしれませんが、私には奇跡のような出来事。つくづく、宿す力や産む力というのは、女性の体の中(全身)に、エネルギーが力強く滞ることなく巡っているかどうか、ということと関係があるのだなあと感心したのでした。

 

 

と、絶賛してお伝えしましたが。こういうことは、人により合う合わないがあるかもしれません。そして、積聚方式が良かったのか、この先生との相性が良かったのかということもありますよね。さらには、普段の食事や寝起きなどの生活全てが関わってくることなのだろうなあとも思うのです。