宮崎市の隣の隣。
宮崎県諸県郡綾町というところがあります。
綾町は有機農業の町としても
全国的に名高いところです。
意識の高い地区だからこそ、
ここ綾に住む人たちもとっても魅力的。
先日、週始まりの月曜の夜に、
綾に住む知人が企画された
奈良大介さんのライブに娘と、
友だち母子と行ってきました。
料金は「投げ銭」……
自分の好きな金額をお支払いすればいい、
というチカラの抜けた設定です。
そしてなんと言ってもすごいのは
会場が町の“公民館”だということ。
太鼓のライブを許可する公民館!町役場!
ステージは観客と同じゴザの上、
19時という大人時間に起きていられる喜びか、
綾町のこどもたちが走り、飛び、転げ回る!
そんななか、日本を代表するジャンベ奏者の
奈良さんの、楽器というよりも
もはや言語に近いような、臓器の音ような、
つまり宇宙の音のような、
そんな音色とリズムが溢れ出てきました。
こどもたちの遊ぶ声に太鼓が重なる感覚に、
もしかしてアフリカってこういう感じ、
こうやってみんなで太鼓を叩き、歌を歌い、
生きているのかなと想像してみたり。
娘は奈良さんがかぶっていた鶏冠のような
帽子姿に「コワイ〜〜」と怖じ気づいていましたが、
途中からは綾のパワーにふわりと飛び乗り、
楽しそうに手を叩きくるくると踊っていました。
汗臭さにウッとなるほど、私もダンス。
最後はTHE カオス!
みんな、トランス状態でした!
太鼓って、やはり人間の原点の音なのですね。
太鼓と言えば…
今季2回目の神楽に行ってきました。
こちらも太鼓の音です。
相変わらず強面ばかり!
この顔を見て泣かない娘を尊敬します。