新しい日々ー移住ノオトー

2013年4月5日 / 思い。

らっきょうにおもう。

 

 

 

夕方たまたま行ったスーパーで

らっきょうの袋詰めを見つけてしまって

仕込み始めたのが今週始めのこと。

泥がついていたり、根っこと先を落としたり、

塩漬けだり、そうかと思うと今度は塩抜きしたり、

そんな作業を寝落ちした日は早朝にしてみたり、

結局できずにたっぷり塩に漬けてしまったり、

で、さっきやっと甘酢に漬けました…。

絶対に塩分が濃いと思います。

トホホ

 

しかし、らっきょう漬けって

なんて面倒くさいんでしょう!

様々な作業に加えて、

涙出るし、手にはにおいつくし、

家中らっきょうのにおいになるし、

正直買わなきゃよかった…とも思いました。

でもやってよかった。

私はやらなきゃいけなかった!のです。

 

我が家の冷蔵庫に入っているらっきょう漬けは

鳥取に住む義姉が作って、

毎年分けてくれているもの。

大変そうだなとは思っていたけれど、

まさかこんなにも手の込んだ作業の末

完成していたものだとは!

想像以上に大変でございました…。

お姉様、ありがとうございます!

いろいろなものを手づくりしちゃう姉を

ますます尊敬した次第でございました。

 

酵素もらっきょうもぬか漬けも

ジャム作ったりドレッシング作ったりでも

できれば野菜やお米を育ててみたりも、

母たるもの、一度はやってみた方がいい。

最近そう思ってます。

「食べ物を大事に」とか言いながら

それって“口だけ”のことって多くないですか?

私はそうでした。

出されたものを残すのが嫌いなのは、

食べ物を作ってくれた方に想いを馳せるふりを

しながら、きちんとしていない自分が嫌とか、

残すとお店の方に申し訳ないとか、

それだけでした。

もちろん料理人の方も大事です。

でもそのさらに向こう側にいる方へのことを

考えようとしながらも

私のなかで実体験がなかったから

想像のしようがなかった、というのが実際です。

今回のらっきょう漬けだって私は料理をしただけ。

らっきょうを作ってくださった方のことまでは

やはり想像ができないのです。

畑は見たことがあるけれど、どんな種で、

どんな芽が出て、どんな風に実るのか。

 

私は今、いろんなことを体験、経験したいです。

知りたいです。

と言っても

何でもできるおばあちゃんになりたい

わけは決してないのです。

“自分”が主役ではなく

“娘だけ”のためでもなく

あくまでも次世代のために知りたい。

私に知るチャンスがあるものは

私が知ったら、もしかして娘に、

もしかしたら娘のお友だちに、

私の友だちに伝わるかもしれない。

そうやってなんらかのカタチで

何かの想いや技みたいなものが

次世代に伝わっていけばいいなと思います。

 

布おむつや布ナプキンもだなーなど

なんとなく色んなことへの想いが溢れてきた

金曜日の深夜でした。

ここでいちど、おしまいにしよう。