先月の私の誕生日の夕方、
園から電話がかかってきて
娘が38度5分あるけれど
迎えに来るか、それともバスで帰るか
聞かれました。
そのとき私は会議の真っただ中。
会社への遠慮と誕生日の今日に!という
ちょっとした驚きとで
「バスでお願いします」と言ってしまいました。
それから夫にメールだけ打たせてもらって
会議に戻ると、夫が園に連絡してみたら
かなりぐったりしていて今は39度になった、
と言われたそう…。
そこでやっと目が覚めた私、
会社の上司に事情を話し早退させてもらって
バスに乗った娘を途中でピックアップすべく
車を飛ばしました。
この日も雨。
私の誕生日は雨のことが多いのです。
娘の具合が悪くなると、
私はいつもドキドキして落ち着かなくなります。
それはいつなんどき
熱性痙攣になるかも知れない、
その恐怖心があるからです。
弱っている娘に大丈夫だよ!と
ドーンと向き合ってあげられない
どうにも弱くビビリな私がいます。
娘が帰ってくるバスルートを
確認しようと思いつつ、
いつも先延ばしにして来たけれど、
この日私が教えてもらって辿ったバスのルートは
思いがけず山道で、
思いがけないほどのどかな景色のなかで、
そして思っていた以上に遠いな…というのが印象。
ぐんぐん飛ばして、ずいぶん娘の園に近づいた頃、
バスの添乗の先生と連絡を取り合い
「ここで待っていてください」と
言われた場所が、
なんと
ずっと行きたいと思っていた
テルミーの先生のおうちの前でした。
先生は娘の園の卒園生のママ。
テルミー療法に使うテルミー線(お線香)が
なくなりそうだったので
その方のところに
買いに行きたいと思っていたのです。
おうちの前に着くと
まだバスは来ていなかったので、
チャンス!と思ってご連絡してみると
幸運にもご在宅とのこと。
事情をお話し、玄関でお話させていただいたら
娘のバスが到着しました。
確かにぐったりしてる!
バスのなかではずっと泣いていて
今は40度ある、と…。
そのことをお話すると先生が娘の足を中心に
テルミーをササーッとかけてくださり、
高熱のときのテルミーの使い方と
熱性痙攣にならないためには
こうかけてあげるといいというポイントまで
解説してくださいました。
娘も先生に身体を委ねています。
テルミーをかけていただいたおかげで
私のふにゃっとなった心は
ドーンと落ち着きを取り戻しました
頭寒足熱になるよう足にタオルを2枚かけて、
頭には風がいくよう窓を開けて
車で家に向かいました。
以前、車のなかで痙攣を起こしてしまった娘を
ミラー越しに見つめる…という
ちょっとトラウマ的な体験があったので
途中なんどか娘に声をかけましたが、
高熱なんだけれどどこか穏やか。
途中でスーッと静かに眠りました。
熱が高いときに、そんなふうに
穏やかな娘を初めてみました。
辛いんだけれど、大丈夫、
不思議だけどそんな感じでした。
家に帰って夜中に何度か起きた娘が
「テルミーして」と言います。
テルミーが自分の身体にとってよかったこと
3歳の身体は感じているんだな。
この日から数日、熱はなかなか下がらなかったけれど
一度も痙攣を起こすことがありませんでした。
さて、誕生日の日の出来事。
先生のおうちの前が待ち合わせ場所になったのは、
本当に偶然。
だけど偶然じゃないんだろうな、
と思います。
娘が熱だけ出たのも大切な意味がある。
誕生日にこうなったことも意味深い。
そう思わせてくれた
先生と娘に感謝します。
これから例え高熱が出たときでも
やっと私、狼狽えなくなると思います。