すくすくと大きくなる次女。
日々機嫌よく、笑顔で、
手足を大きく動かし、
精霊なのか神様なのか
おとなには見えない何かに
一生懸命語りかけているようだ。
早々に首がすわったのは
日々の腹這い時間のおかげかと思う。
ところで
「赤ちゃんはお母さんのお腹のなかに
いるときの体勢が安心します」と
おくるみでぐるぐる巻きにすることが
最近の赤ちゃん界のトレンドなのだろうか?
それも確かに解るのだれど…
どうも腑に落ちず、
我が家ではぐるぐる巻きはせずにいた。
ある日、
「お腹の中からこの世界に出てきて
もう好きなだけ腕を伸ばしてもいいし、
足をバタバタしてもいいんだよ」と
声をかけてくださった方がいて、
ストンと納得。
そうそう! そうだよなー、
だってもうお腹の中じゃないんだもの。
生まれでたこの世の中で、
いかに生きやすく、呼吸しやすく
思いっきり伸びできて感覚を目覚めやすくする
手助けをしてあげられるか、
そちらがお母さんの努めではないか、と。
ぐるぐる巻いたら落ち着く、では
赤ちゃんはいつまでたっても
眠りから覚めることができない。
この儚くも美しく汚れた愛おしい世界で、
センス・オブ・ワンダーな
時間を過ごさせてあげられるように、
赤ちゃんを目覚めさせてあげたいもの。
目覚めのきっかけは
斎藤公子さんが言われるように
目交い(まなかい)や、
身体に触れ
チカラが入って縮こまっている
身体を脱力させてあげること。
腹這いの時間を作ることもだ。
長女のときにたくさん勉強させて
もらえたことを今、次女に実践中。
そのおかげか、
次女は赤ちゃんというよりも
ひとりの人間として生き生きと日々を
過ごしているのがよくわかる。
赤ちゃんの目がとろんっとしていたら、
どうぞ目を覚まさせてあげて欲しい。
目と目を交わらせて
「おはよう」って起こしてあげられるのは
お母さんだけ、だと思うから。