交感神経と副交感神経。
活動しているとき、緊張しているとき、
ストレスを感じているときは
交感神経が優位になり、
休息しているとき、睡眠中、
リラックスしているときには
副交感神経が優位になる、と聞く。
東京で仕事をしている頃は
つねに交感神経優位で
前のめりに突っ走り
頭のなかには常にTO DO LISTがあり
夢のなかでも仕事してたり
起きていても夢のなかにいたり、
ストレスとともに生きることは
当然とも思っていたので、
ストレスと同居して仲よくつきあうことを
前提に生きていたものだった。
刺激的な仕事だもの、
それはごくごく自然なことでもある。
でもそれって身体にとって
不自然なことだったんだなぁと今は思うのだ。
さてこどもはどうか。
やっぱり日中はそれなりの交感神経優位な
なかで生活しているんだと思う。
なにかの練習やともだちとのやりとり、
がんばったり我慢したり、
興奮したり大笑いしたり大泣きしたり。
全身全霊で遊んでくるのだから。
そのぶん、夜、寝室に入ってからは
できるかぎりおだやかにおだやかに…
副交感神経の時間に導いてあげたいのだ。
うちでは次女が先に眠って
長女待望の“ママとふたりだけの時間”になると、
今こんなことをがんばってるんだよとか
今日こういうことがあったんだよなど
ぽつぽつと自分から話し出す。
それから自分がママを好きだという話や
パパや妹が大好きだとかもね。
べたべたくっついてきて
私を口説くみたいに甘い台詞を言ってきたり、
はんたいにそんなことを言ってほしがったり。
私はこの時間がほんとうに好きなのだ。
寝顔がいちばんかわいいという人もいるが、
私は寝る前のこの時間の顔が、
声が、表情がいちばん好き。
リラックスして本音で話している長女が好き。
最近は運動会に向けて外でよっぽど
がんばってるんだろう、
とにかく甘えていじけて困らせて。
思わずこちらが閉口してしまうこともあるけれど、
この時間の娘だけはいつもの娘になる。
最近長女が楽しそうに歌うのはこの名曲。
いつか歌詞の意味を理解するとき、
彼女はどんな少女になっているのだろうか。