新しい日々ー移住ノオトー

2014年11月10日 / 新しい日々ー移住ノオトー

見守ってくださりありがとう。

 

 

 

昨日は地域のバレーボール大会がありましたが、

私たちは森のこども園があって

参加することはできませんでした。

ですが、夜の班の打ち上げにはちゃっかり参加。

お向かいのお宅へお邪魔し、

引っ越してもうすぐ1年で

やっと班のみなさん(全員ではないけれど)の

お顔とお名前を知ることができました

(私は産後で飲み会などに参加できないため)。

みなさん、びっくりするくらい

やさしい! おおらか!

小さなこどもがいる家庭は

我が家のみということもあり、

娘たちに注がれる視線のあたたかなこと!

 

 

そして「畑と田んぼをしたいときは

班の誰かに言えば、機械もなんでも貸しちゃるわ」

「耕しにいくから、声かえないよ」

と自給自足の師弟関係まで組んでいただく

ことができました(私、一番弟子)。

 

 

 

 

一昨日は市内のイベントスペースにて

西米良神楽を観覧。

そのなかで米粒を

観覧席に向かって蒔く場面がありました。

すると長女がたいそうはりきりまして、

地面に這いつくばって拾うこと、拾うこと。

その舞いが終わった時にアナウンスの方が

「縁起物のお米です。

お供えとして、または

ご自宅でお米に混ぜて炊いてみてください。

地元の神社で蒔くときは、

みなさん、こぞって拾っていかれます」

とおっしゃっていました。

そんな最中も、長女はただひたすら集め、拾う。

次の舞いが始まってからは通路のを拾うにあきたらず、

今度はよその方の足もとにまで進出し、

気にせず進み集めにいってしまいました。

そろそろ注意しようかな

どうしようかな…と思っていたら

そのうち近くに座っている方にビニール袋を

いただいたり、拾うのを手伝っていただいたり、

集め方のアドバイスをいただき始めました。

観覧の邪魔をしているだろう娘に対し、

嫌な顔をするどころか

みなさん協力までしてくださいまして……

娘が満足!というまで拾い集めたその頃、

神楽も終演となりました。

 

 

 

ビニールを分けてくださった方にお礼を述べ、

それから手伝ってくださった60,70代の方にも

感謝とお詫びをお伝えしにいきました。

すると思いがけない言葉がけをいただいたのです。

「とってもおりこうさんね。

ああいう感覚、だいじにしてあげなさいね。

食べ物に対して一生懸命になれること、

粗末にしないこと。

素晴らしいわ。

落ちているお米に見向きもしないで

大人の方がよっぽど恥ずかしいわ」と。

私の肩をポンポンッと

まるでいいこいいこするように触られ、

行ってしまわれました。

 

 

 

 

いろーーーーんな意味で

私は“ここに生きていること”に

感謝したできごとでした。

 

 

 

 

 

そして森のこども園にご参加のみなさま、

ありがとうございました。

2011年から森のこども園にたずさわりつづけ、

毎月アーティストの方をお招きしてまいりました。

夫がいちアーティストとして

園長先生をつとめさせていただいた昨日!

雨のなかでの開催になったため

森を感じていただく時間をもてなかったのが

心残りではありますが、

こどもたちの名アーティストぶりに

胸高鳴る時間となりました。

11月24日(祝)には夫婦のユニットとして

アート・アマネ工房祭にて

ワークショップをひらかせていただきます。

こどもと自然とをつなげるお手伝い、

これからも続けていけたらうれしいです。

微力ながら、私も

見守っていきたいのであります。