こちらに引っ越してきてから
世の中にはこんなにも自分のことを自分で
できる人がいるのか!と驚いたものです。
味噌、梅干しなんて序の口、
お醤油を手づくりまでしている人、
オフグリッドシステムを自分で取り付けて
暮らしの電力をまかなっている人、
マッチやライターがなくても火おこしできる人、
家の設計から建築までしちゃう人……
東京にもいたのかも知れませんが、
当時の私のライフスタイルでは
とても出逢うことができない人々でした。
私も少しでも何かできるようになりたい、と
日々思っているけれど、
「買って済ませる」感覚は
なかなか抜けないものであります。
昨日はご近所さんに柿を30個もいただきました。
柿の皮の剥き方、紐の縛り方を教わり、
家族が寝静まってから
夜な夜な干し柿の仕込みを。
義姉ファミリーの家に遊びに行った時に
お手伝いしたのが初めての干し柿づくりで、
自分だけでするのは初めての経験です。
この年齢になるまでしなかったことを、
こうしてきっかけを与えてもらって
やってみること、できるようになることは
とても有り難いことであります。
先日おじゃました綾町の
郷土料理研究家野村美智子さんのご自宅サロンでは、
野村さんが摘んでこられた野草に
野村さんがつくられた調味料で味付けされた
郷土料理をいただきました。
ほかでは食べられない唯一無二の味。
一緒に行ったメンバーも
マクロビオティックのお弁当屋さんを営む方、
野村さんに負けないくらいなんでも手づくりしちゃう
二児の母、そしてこれからいろんなことを
学びたいと思っている新米ママだったから、
じっくり慈しむようにお料理を
いただくことができました。
今日はかわいいかわいい友人が
手づくりのお菓子を持って立ち寄ってくれました。
かわいいパッケージに
気取らないやさしい味。
お菓子づくりやお裁縫など、
彼女も“できるだけ自分”でを実践している人です。
見渡せばまわりには先生だらけ! 師匠だらけ!
日々を生きるとはこういうことなのだ、
とまたまた思うのでありました。
そして余裕ができたら、
こんなこともしてみたいなぁ。