日々生き読者の皆さま、はじめまして。保多夫です。池田夫妻にそそのかされて、遅筆&拙文ではありますがキーボードに向かう次第です。どうぞよろしくお願いします。
さて……
タモさん曰く、「女性に生まれ変わったら何をしたいか?」と聞かれた福山雅治は「出産」と答えたそうだ。
これには大いに頷きつつ、ついでに「授乳も」と付け加えたい。
夏に長女が生まれた保多家の秩序は今、3割くらいオッパイに支配されている。何よりも優先されること、それが授乳。
で、授乳中のカミさんは再三自慢げに「はぁ〜〜幸せ幸せ。この多幸感は男には分からないだろうな〜(要約)」と独りごちるのだった。
「へーそうなんだー。すげーなーオッパイ」と平静を装ってはいるものの、これは正直羨ましいし、体験してみたい。脱着可能なオッパイが売ってたらこっそり買ってしまいたい。
一方、次男坊には「好きすきランキング」というのがある。そう、ペットよろしく家族ヒエラルキーを順位付けするのだ。
残念ながら父はこれの最下位を脱出したことがない。からかったり叱った後に100位(6歳児の考える最低順位)に落ちることはあってもだ。
彼のオールタイムベストはいつだって母ちゃんなのである(長女にメロメロの最近は2位にもするけど)。
「母ちゃんキレると怖いで」と風呂場で入れ知恵しても、自転車の補助輪外して練習に付き合っても、野郎衆だけで出かけてアイスクリームという賄賂を与えても、だ。
こうして男親は「血しか」繋がっていないことを自覚していく。
臍の緒や乳首で繋がってきた母性と、「お父さんお母さん」という名のワンセットで生きていくのだ。
これがセイウチだったら(子孫繁栄という生物としての存在意義だけなら)気楽だよなー、と思う日々(セイウチはセイウチで大変だと思うけれど)。
そう分かってる、お父さん(=gender)はただのオス(=sex)ではいられない。
日々此修行也。
斯くも長い「お父さん道」もキャリア8年目。
だいぶネタも貯まってまいりました。
そんな「日々生き」ライフハックを次回から綴っていこうと思う。