新しい日々ー移住ノオトー

2015年5月21日 / 思い。

5月20日。

 

 

1週間前の13日、

私たち家族は急遽、東京へ行っていました。

私の96歳の祖父に会うためです。

祖父は病院の集中治療室に入っていました。

本当はこの日、私は1件取材が入っていて

本来なら仕事を遂行すべきなのでしょうが、

どうしても今日、東京に行きたい!と朝決意し、

家族を巻き込んで、

またお会いしたこともない取材相手の方に

謝り倒して、飛行機に飛び乗りました。

 

 

 

集中治療室にいる祖父は

宮崎で想像していたよりもずっと顔色もよく

肌艶だってよく、

手を握るとなんどもぎゅっと握り返してくれる元気さ。

おしゃべりも少しできるほどでした。

空港についてすぐ、

そしてこどもたちを寝かせてから

消灯時刻のギリギリにもう一度

祖父に会いに行きました。

 

 

 

 

翌日はまた取材が入っていたので

午前中の便に乗って宮崎に戻りました。

この日から祖父は調子が悪くなって

意識がないときもあり、

会話をすることも難しくなったそうです。

 

 

 

今日、午前中には

13日に取材予定だった方のところへお邪魔し、

無事お話を聞かせていただくことができました。

とても素敵な方で、

とてもいいお話が個人的に聞けてうれしかった。

突然の日程変更に応じてくださったことに

改めて感謝しました。

 

 

 

 

そして夜、夫が東京の家族に

電話をしようと突然言いだして

電話をしてみると、

さっき息を引き取ったのよ、と母。

 

 

 

一週間前、私は毎日仕事が入っていたのにも関わらず

奇跡みたいに13日に会いに行くことができて、

あとから聞いたらあの日の祖父は

特別に調子がよかったようで

またまた奇跡みたいな時間を過ごすことができました。

祖父が呼んでくれたのだと思っています。

そして週末がもう最後になるかもしれないと

お医者様がおっしゃったのに頑張ってくれて、

今日、私が仕事を無事にやり終えたのを待って

祖父は亡くなったんだとも思います。

 

 

 

 

私は小さいときから祖父が大好きでした。

なんでだろう、すごく好きだったんです

(だから長女が私の父を大好きなのを見てると

とってもうれしくなります)。

おじいちゃまって特別な存在でした。

今も私とってスペシャル!

いつかおじいちゃまにまた会える日を

私は楽しみに生きるのだ。

 

 

 

 

最期まで祖父を支えてくれた

これまた大好きな祖母、両親、叔父叔母に

心から感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜、