祖父の葬儀のため東京へ。
無事に通夜と告別式を終え、
祖父を家に連れて帰ることもできたので
祖母も両親もホッとしたよう。
告別式でもらい泣きをしていた
5歳の長女。
そうか、5歳になると本当にいろいろなことを
理解できるのだなぁと感慨深い。
「ママが泣いていたから
わたしも泣いちゃったよ」と言っていた。
葬儀のあいだ中、たくさんの
「なぜ?」「どうして?」の疑問も沸き起こったよう。
最後には
「涙ってどうしてでるの?」と問いかけられた。
それはね…と答えたけれど
彼女の心に届けられる答えだったかどうか。
この日のことをどれだけ彼女は記憶していくのだろう。
それはわからないけれど、
祖父の出身地から、海の近くから、
はたまた山間から。
家族が集って思いを馳せて
涙して笑ってお別れして
祖父が作ってくれたこの機会に感謝して。
はじめましても、おひさしぶりも。
家族ってどうやらたくさんいるみたい、
って感じたんじゃないかな。
私は気が強く、生意気な人間なので
たくさんの人を傷つけてきたし
今も攻撃的な人間だと思う。
今回の葬儀で、祖父のために集まってくださった
祖父の会社の方々や親交のあった方々、
家族を見ていて。
また先日、1,000円札を拾った長女が、
期限が来たために譲りうけることになり
何か記念に買う?との私の問いかけに対して答えた
「そうだ! ひーじーのおまいりにつかおうよ」という答え。
ついでに10円玉も拾ったのだが、
その10円は妹の水筒を買うのに使いたいと
言った彼女の心。
それらに触れて、
自分の生き方を猛省し
進化したいと決意新たにした。
飛ぶ鳥あとを濁さず、だ。
美しく羽ばたいた祖父に倣い、
心で生きたいと思うのだった。