長女に”旅”は何が楽しいかと尋ねると
「ひととひとがともだちになっていくこと」と
迷わず答えた。
その答えに、母ちゃん、思わずグッときた。
私がしたいのはそういう旅だ。
観光地をぱぱっとめぐって
その土地にことをわかったような気になる旅は苦手。
観光地に1箇所も行かなくても、
その町の人が行っているスーパーに行ける方がよい。
公園でピクニックする時間を選びたい。
知らない土地で新しくともだちができる、
ともだちのともだちに会う、
SNSで繋がっている人に初めて会う、
つながりが広がっていくのも醍醐味だ。
それを5歳ながら感じてくれていて
楽しんでくれていることがとても嬉しい。
それに彼女の答えは
人生そのまんまにも当てはまるなぁと思った。
通りすがりの人、仕事で出会う人、
同じ園にこどもが通う自分の半分くらいの年齢のママ、
カフェの斜め向かいのテーブルにいるご婦人、
雨樋を直してくれた職人さん、
もう誰も彼もがともだち候補で、
それをどんな出会いにするかは自分次第なんだ、と。
どんどんともだちが増えていく方が楽しいに決まっている。
(もしかして嫌なこともあるかも知れない。
悲しいことも。それにしたって
きっと楽しいことの方が多いに違いない)
LIFE IS A JOURNEY.って本当だ。
「おいしいごはんをたべられること」というのも
長女の旅の楽しみらしい。
1歳半にしてうどんは大人の1人前食べてたし、
いつも食べる量とか、誰が大きいのとったとか、
誰が何個食べたから自分は何個とか気にするし、
うーん、そこ?と
思ってしまうことも正直あるが…
でも食べるって生きることの基本であるからして
彼女は生きるチカラがあるってことだとも言える。
それもこれも
「手づかみで食べる」時代があったからだと
つくづく思う。
自分の意思でつかむ、口に運ぶ、咀嚼する。
この至極簡単な時代を経てきたことが、
今生きていると思う。
今日はyoutubeで世界の都市のクリスマス映像を
見せたら、行きたいなぁ、見てみたいなぁと
目を細めて言っていた。
旅はこどもにとってもいいんだなぁ。
来年は旅に出よう。