仕事が忙しくて生活が乱れると
我が家のソファの上は洗濯物の層ができる。
今回のはなかなかの代物だ。
いつからか長女はその層から洋服を抜き取り、
洋服を着るようになった(ごめん!)。
あまりこだわりもないようだ。
今朝もその辺にあった服を選んで着ようとしていたから、
母は申し訳ない気持ちになって
別のコーディネートを提案してみようと
洋服を床に並べていた。
すると長女のスパッツの洗濯表示タグに、
洋服を買った時に値段などをとめている
ロックピン(通称エノキ)が
ついたままになっていた。
たぶん彼女がタグだけ引きちぎって外して
そのまんま残っているものと思われる。
それを見て「我が子ながらすごいな…
よく平気だな、このままで…」と内心思い、
夫に「これがついたままだよ」とこっそり伝えると
予想外の答えが返ってきた。
「そっくりじゃない。
親子、そっくり。」
ぐぅの音も出なかった。
そうだ、そうだ、私がこういう人だ。
あとでタグを外そうと思っていて
1日中つけっぱなしにしてたことは一度じゃないし、
そのまんまでパーティに出たこともあったっけ。
いやぁ、今朝はすとんと何かすっきりした。
娘がこうなのは、私はこうだからだったんだ。
そんなことばっかりなんだろうな。
娘のあの顔もあの表現もあの癖も、
私の鏡なんだろうな。