2014年にテレビ番組『僕らの音楽』で
実現されたという
椎名林檎さんとイチローさんの対談の内容が
とても面白いと聞いて見てみた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
イチローさん(以下、イ):
自分の才能にね、どの時点で気づいたの?
椎名林檎さん(以下、椎):
そんなこと、例えばそういうふうに、
自分が周りの人より何かが勝ってるとか思ったことって、
何の分野においてもないです。
イ: 今でもそうなの?
椎:今だって、例えば 何か音楽番組に出していただくとかっていって、
例えば、6組いたら自分が1番だって思えなきゃうそでしょ?
だけどないんですよね。で、すごく不安になりますよね。
比較をするっていうか、その、なんか、
なにか意識するってことが一切なく
守ってきていただいちゃってるんでしょうね。
でもそう、だからプロ意識が足りないんですよ。
イ: 椎名さんが今のこと言ったら、普通聞いた側はね、
ちょっと感じ悪いなぁ〜って思いますよ。
おそらく、大半の人はそうですよ。
椎: ごめんなさい。
イ: 感じ悪いなコイツっみたいな、なると思うんだけど。
椎:なんでですか?(笑)
イ: いや、どこまでも謙虚じゃない、椎名林檎は。
人と違うことをしようとはしてない、
でも明らかに違う。
自分の感性で感じたことを表現したら、人と違ってた。
これもうサイッコー!でしょ。
椎:そんな〜。
イ:で、僕の場合はそれが、「
人がこうしてるから自分はこうしよう」
だから弱いんですよ。
椎:弱くない!
最強の男が何をおっしゃってるんですか〜世界一の!
イ:だから、僕はそこに感動したんですよ。
「意識しなきゃできない人」、
「意識しなくてもできる人」っていうことですよ。
椎:もぅ、ずるいですよ。
イ:だとすると、ジャンル「椎名林檎」だったらね、
もう自分がルールですから、それもう最強じゃない!
そうやってもってってるよね⁉︎
それ自然にやってんの?
自然にやってたらすごいムカつくんだけど。
そこは打算的にやってほしいよね、もしやるんなら。
椎:え! わっかんない。
え〜どうでしょう⁉︎ でも考えてないです。
イ:そーでしょ! だから自然にやってんのよ。
結構、ムカつく。
その才能に僕はジェラシーを感じますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
すごく人間臭くて、いい会話だなぁと
感動してしまった。
他人や他人との違いを
「意識しなきゃできない人」。
「意識しなくてもできる人」。
どちらも個性。
自分はどっちタイプかな?
長女は? 次女は? 夫は?
そんなことを考えていたら、
母は子それぞれに向き合い方を
変えていくのが自然だなと思った
(夫にもきっと)。
子どもが二人いると、ついひとまとめに
一緒くたにしちゃっていたから反省を込めて。
自分を一番大切にできる人は
他人も大切にできる。
そういう集団が強いと思うなどなど。
おもしろい対談は、
上の会話のあとも続く。
よかったらこちらにて!