新しい日々ー移住ノオトー

2016年6月5日 / 思い。

椎名林檎さんとイチローさんの対談。

 

 

 

2014年にテレビ番組『僕らの音楽』で

実現されたという

椎名林檎さんとイチローさんの対談の内容が

とても面白いと聞いて見てみた。

 

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イチローさん(以下、イ):

自分の才能にね、どの時点で気づいたの?

 

椎名林檎さん(以下、椎):

そんなこと、例えばそういうふうに、

自分が周りの人より何かが勝ってるとか思ったことって、

何の分野においてもないです。

 

イ: 今でもそうなの?

 

椎:今だって、例えば 何か音楽番組に出していただくとかっていって、

例えば、6組いたら自分が1番だって思えなきゃうそでしょ?

だけどないんですよね。で、すごく不安になりますよね。

比較をするっていうか、その、なんか、

なにか意識するってことが一切なく

守ってきていただいちゃってるんでしょうね。

でもそう、だからプロ意識が足りないんですよ。

 

イ: 椎名さんが今のこと言ったら、普通聞いた側はね、

ちょっと感じ悪いなぁ〜って思いますよ。

おそらく、大半の人はそうですよ。

 

椎: ごめんなさい。

 

イ: 感じ悪いなコイツっみたいな、なると思うんだけど。

 

椎:なんでですか?(笑)

 

イ: いや、どこまでも謙虚じゃない、椎名林檎は。

人と違うことをしようとはしてない、

でも明らかに違う。

自分の感性で感じたことを表現したら、人と違ってた。

これもうサイッコー!でしょ。

 

椎:そんな〜。

 

イ:で、僕の場合はそれが、「

人がこうしてるから自分はこうしよう」

だから弱いんですよ。

 

椎:弱くない!

最強の男が何をおっしゃってるんですか〜世界一の!

 

イ:だから、僕はそこに感動したんですよ。

「意識しなきゃできない人」、

「意識しなくてもできる人」っていうことですよ。

 

椎:もぅ、ずるいですよ。

 

イ:だとすると、ジャンル「椎名林檎」だったらね、

もう自分がルールですから、それもう最強じゃない!

そうやってもってってるよね⁉︎

それ自然にやってんの?

自然にやってたらすごいムカつくんだけど。

そこは打算的にやってほしいよね、もしやるんなら。

 

椎:え! わっかんない。

え〜どうでしょう⁉︎ でも考えてないです。

 

イ:そーでしょ! だから自然にやってんのよ。

結構、ムカつく。

その才能に僕はジェラシーを感じますね。

 

 

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すごく人間臭くて、いい会話だなぁと

感動してしまった。

他人や他人との違いを

「意識しなきゃできない人」。

「意識しなくてもできる人」。

どちらも個性。

自分はどっちタイプかな?

長女は? 次女は? 夫は?

 

 

そんなことを考えていたら、

母は子それぞれに向き合い方を

変えていくのが自然だなと思った

(夫にもきっと)。

子どもが二人いると、ついひとまとめに

一緒くたにしちゃっていたから反省を込めて。

 

 

 

自分を一番大切にできる人は

他人も大切にできる。

そういう集団が強いと思うなどなど。

おもしろい対談は、

上の会話のあとも続く。

よかったらこちらにて!