2年前に宮崎に移ってこられたのは、
10数年、女性のための雑誌作りに関わってきて
ちょうどお腹いっぱいになっていたから、
というのが大きかったと思います。
エディターとしては勿論、まだまだまだまだ!
だけど自分のなかでもう納得したというか、
雑誌も仕事も好きで刺激的だけど、
心から「もういいや。」と思ってしまったのです。
あれから時間がかかったけれど、
いや、
かかってないのかな、
やりたいことが見えてきました。
そうと決めたらすぐに動きたくて
武者震いしてる自分がいます。
ある方の
「こどもたちに『こういう生き方もあるんだよ』
って教えてあげられたらいいよね」という
言葉が心から離れない。
上場企業に勤める、総合職に就く、
有名企業の内定を目指す、
就職戦争に勝つ、負ける、
面接にはこのスーツ、
伊勢丹の写真館の証明写真がいい、
2歳から英語を習う、
バレエを習うなら早い方がいい、
知育玩具を買い与える、
お行儀よく、いい子、
お利口さん、
ずべて同義語のような気がしてきます。
そんなことも、もうお腹いっぱい。
もっと楽でいいよ。
学校に入ったら、自然にそういう流れに
なっていってしまうのだから、
娘はお利口でいなくていいし、
いい子でいなくてもいいから、
笑って「楽しい!」って生きてもらえるような
そういう世界を私は彼女に見せていきたい。
(もちろん他のこどもたちにも!)
それでも十数年後の娘が一流企業の総合職に
就きたい!というのならばそれもOKなんだろう。
ながなが書いたけれど、
とにかくお母さんはしたいことが見えてきて
うれいいの!と言いたいのです。