お役にたてたら

2012年5月9日 / TRAVEL

時間がたっぷりある旅―沖縄本島北部―

 

 

リュックに着替えと水着、バスタオル、

最低限の調理道具を詰め込み、

テントとタープと折り畳み式保冷ボックスを持って・・・。

 

お金をかけない旅をしたら、

時間がたっぷりある旅になりました。

 

まずは計画段階で。

「レンタカーを借りずバスで移動しよう!」と決意表明。

(パパはちょっとブルー・・・)

 

次に現地での予算をできるだけ低く設定してみます。

(パパはさらに無口になる・・・)

 

目的地はパパが選択。

沖縄本島北部にの屋我地島にテントサイトを発見。

『屋我地ビーチ』といいます。

 

僻地へ行くほど、バスが巡回する数は少なくなります。

これが結構良かった。

 

あちこちせわしなく動くことを諦め、

自分たちの足で遊ぶことを考え始めます。

(大人たちも、です)

 

 

キャンプサイトの芝生の上を走りまわったり、

海に入ってモズクを採ったり、

浜辺を歩いて貝がらを拾ったり、

潮が引いたら沖合の小さな島に渡ってみたり。

 

キャンプ場は小さな集落の中にあります。

散歩に出てみると、小さな商店を発見。

地元のお豆腐とオリオンビールを2本購入。

という具合。

 

 

これが我が家の別荘。

海辺に転がっていた流木を椅子にしよう。

 

この時期の沖縄で芝生のキャンプですから、

マットは3人でひとつ、寝袋不要です。

 

時々降る雨もよし。

沖縄梅雨入り宣言が出て、お客さんはほとんどいません。

広いキャンプサイトをひとりじめです。

 

自炊は、カートリッジガスの残量と相談しながら。

「ガスが足りなくなってきた。

仕方がない。夜はパンで食いつないで、

明日朝は沖縄そば(生麺)をゆでて食べよう」。

 

二度ほどバスで外出しました。

3日目は名護へ買い出しに。

4日目は島のさらに奥へ。

 

 

バスの終点(=島の北の端)で降りてみたら、

小さな食堂がひとつ。

「 みそ汁(沖縄独特の定食)と、

ゴーヤチャンプル定食と、

オリオンビールください」。

久しぶりのテレビを見ながら、たまの外食が楽しい。

 

以下ご参考です。

家族3人で5泊6日の旅。

場所は沖縄・屋我地島の屋我地ビーチ。

沖縄での総予算は4万5千円。

(泡盛とビール代込)

テントサイトの宿泊費は1泊2200円×4=8800円

最終日の名護のホテル7350円

シャワー代300円×4=1200円

那覇―名護バス代2130円×4=8520円

その他バス代(名護―屋我浜)400円×8=3200円

(屋我浜―運天原)340円×4=1360円

その他(食材・カートリッジ)11000円

外食12000円

合計53430円。ちょっと予算オーバー。

オリオンビールと泡盛が・・・。

 

 

帰りの飛行機での会話は・・・。

「なかなかいい旅だったね」

「うん、だけど一緒に行く仲間がいるとなおいいね」

「ちょっとワイルドすぎるかな?」

 

コツ:米、塩、味噌、削り節を持参。那覇空港の観光案内カウンターにて、バスマップと、使用するバスの時刻表を入手できます。初日に大きな町(名護)にて必要な食材やガスカートリッジを購入。最後の夜は安ホテルに宿泊してコインランドリーで洗濯してしまいます。

注意:屋我地ビーチはオートキャンプ場です。GWの晴天の日には車とテントでいっぱいになります。我々は日程が微妙にずれていたことと、梅雨入り直後で雨がちということもあり、たっぷりプライベート感を味わいましたが、ちょっと気を付けた方が良いかと思います。

(by Mitsuko Endo)