しんこきゅう

2012年12月7日 / しんこきゅう

妊娠の不思議な話②

今日も東洋医学の不思議なお話しです。

実は第一子をお腹に授かった時には、漢方薬の力に助けられたのでした。この時38歳。

 

 

結婚して2年ほど子供ができなかったのですが、ある時他者カメラマン(男性)が恵比寿の桑楡堂という漢方薬局を教えてくれました。

このカメラマンご夫婦は5年以上子供ができず、随分つらい思いをされたようなのですが、ついにお子さんを授かったというタイミングでのことでした。奥さんは「アロマやヨガ、できることは全てやったけれど(桑楡堂の)漢方薬が一番大きかった」と話していたとのこと。

 

 

実はそれまで、不妊治療で有名な梅が丘産婦人科というところへ通っていました。結婚したのが遅かったので、早いうちに病院へ行き問題が無いかどうか調べてもらったわけです。

ひととおりの検査ではとくに異常は無かったのですが、高温期の体温がちょっと低かった。すると「子宮内膜を厚くする薬を出しましょう」と薬(ルトラール)が出ました。「嫌だなあ~」と思いながら通っていたら、数か月経つと「う~んうまくいきませんね。年令も年令ですから、人工授精に進みましょう」となった。

「こりゃあやばい」と思いました。

これはもう、自動的に次の段階へ進んでいくわけで、薬はどんどん増えるだろうし、「今の体の状態から考えて、精子と卵子を無理やりくっつけたからって妊娠するのか!? 何かが違うような気がする」と思い、スタコラサッサと病院治療から逃げ出したところでした。

 

 

早速電話予約して桑楡堂を訪ねると、邱紅梅(きゅうこうばい)先生が相談に乗ってくださいました。中国で漢方の婦人科専門医師として活躍されていた、とても優しい先生です。

最初におっしゃったことは「高温期の体温が36.8度を超えていないと、お腹の中で卵が孵化できませんよ」ということ。「なるほど~」と納得。とても“生きもの”的なお話だと思いませんか?その他にも、低温から高温へ以降する際に、ダラダラっといくのではなく、ギュッと一気に上がることも大事なのだとか、どういうものを食べると良いかなどを丁寧に教えてくださいました。

舌や脈を診て瘀血(おけつ、血の流れが悪くなり、体のあちこちに血液が滞っている)と診断を受け、生薬を出していただいたのですが、これがまた面白い。「体は3カ月経たないと変わりませんから、3ヶ月は気楽に楽しく過ごしてください」とおっしゃるわけです。体全体を変えて宿す力をつけましょう、それには時間がかかりますよということですよね。

漢方の生薬はちょっとクセがありましたが、これを朝晩飲み続け、3ヶ月後再び桑楡堂へ。

「ん?」。婦人体温計のグラフを見て先生は「これはいい感じです」。体温がギュッと上がって36.8度を超え、良い上昇ラインを描いていたようです。

結局、その時の排卵で小僧さんを授かったのでした。正しくは、その時すでに小僧さんの小さな小さな命が生まれていたのでした。

 

 

今回の妊娠では鍼灸に助けられたという感覚が大きい。でも春から漢方薬を飲み続け、こちらにも助けられていますので、先日「おかげさまで妊娠しました」とお礼の電話をしました。

昨日帰宅すると、ポストに絵葉書が一枚。「おめでとうございます!!何より嬉しいお知らせです」と邱紅梅直筆のメッセージが書かれていました。本当に嬉しい心遣いです。

 

 

 

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