リュックに着替えと水着、バスタオル、
最低限の調理道具を詰め込み、
テントとタープと折り畳み式保冷ボックスを持って・・・。
お金をかけない旅をしたら、
時間がたっぷりある旅になりました。
まずは計画段階で。
「レンタカーを借りずバスで移動しよう!」と決意表明。
(パパはちょっとブルー・・・)
次に現地での予算をできるだけ低く設定してみます。
(パパはさらに無口になる・・・)
目的地はパパが選択。
沖縄本島北部にの屋我地島にテントサイトを発見。
『屋我地ビーチ』といいます。
僻地へ行くほど、バスが巡回する数は少なくなります。
これが結構良かった。
あちこちせわしなく動くことを諦め、
自分たちの足で遊ぶことを考え始めます。
(大人たちも、です)
キャンプサイトの芝生の上を走りまわったり、
海に入ってモズクを採ったり、
浜辺を歩いて貝がらを拾ったり、
潮が引いたら沖合の小さな島に渡ってみたり。
キャンプ場は小さな集落の中にあります。
散歩に出てみると、小さな商店を発見。
地元のお豆腐とオリオンビールを2本購入。
という具合。
これが我が家の別荘。
海辺に転がっていた流木を椅子にしよう。
この時期の沖縄で芝生のキャンプですから、
マットは3人でひとつ、寝袋不要です。
時々降る雨もよし。
沖縄梅雨入り宣言が出て、お客さんはほとんどいません。
広いキャンプサイトをひとりじめです。
自炊は、カートリッジガスの残量と相談しながら。
「ガスが足りなくなってきた。
仕方がない。夜はパンで食いつないで、
明日朝は沖縄そば(生麺)をゆでて食べよう」。
二度ほどバスで外出しました。
3日目は名護へ買い出しに。
4日目は島のさらに奥へ。
バスの終点(=島の北の端)で降りてみたら、
小さな食堂がひとつ。
「 みそ汁(沖縄独特の定食)と、
ゴーヤチャンプル定食と、
オリオンビールください」。
久しぶりのテレビを見ながら、たまの外食が楽しい。
以下ご参考です。
家族3人で5泊6日の旅。
場所は沖縄・屋我地島の屋我地ビーチ。
沖縄での総予算は4万5千円。
(泡盛とビール代込)
テントサイトの宿泊費は1泊2200円×4=8800円
最終日の名護のホテル7350円
シャワー代300円×4=1200円
那覇―名護バス代2130円×4=8520円
その他バス代(名護―屋我浜)400円×8=3200円
(屋我浜―運天原)340円×4=1360円
その他(食材・カートリッジ)11000円
外食12000円
合計53430円。ちょっと予算オーバー。
オリオンビールと泡盛が・・・。
帰りの飛行機での会話は・・・。
「なかなかいい旅だったね」
「うん、だけど一緒に行く仲間がいるとなおいいね」
「ちょっとワイルドすぎるかな?」
コツ:米、塩、味噌、削り節を持参。那覇空港の観光案内カウンターにて、バスマップと、使用するバスの時刻表を入手できます。初日に大きな町(名護)にて必要な食材やガスカートリッジを購入。最後の夜は安ホテルに宿泊してコインランドリーで洗濯してしまいます。
注意:屋我地ビーチはオートキャンプ場です。GWの晴天の日には車とテントでいっぱいになります。我々は日程が微妙にずれていたことと、梅雨入り直後で雨がちということもあり、たっぷりプライベート感を味わいましたが、ちょっと気を付けた方が良いかと思います。
(by Mitsuko Endo)