たのしい催しごと

2012年9月2日 / たのしい催しごと

日々生き合宿レポート:大きい子チームvol.2「7月31日」

日々生き合宿レポート:大きい子チームvol.2「7月31日」

 


 

二日目も晴天。

昨日の夕方から夜にかけて降った雨のおかげで

木々は一層深い緑になりました。

 

 

元気な蝉の鳴き声のレイヤーを掻き分けて川に辿り着くと

ひんやりと涼しい風と水の音。森ならではの景色です。

 

 

本日も高見先生にレクチャーして戴きました。

午前中は、「草木染め」に挑戦!

バンダナを作り、午後にはそれを頭に巻いて川を下ろう、

という何とも素敵な作戦です。

まずは布に絵を描く「ペン」を探すところから。

ペンにするのは「小枝」。

樫の葉から採った染料で作ったという

墨で思い思いに絵を描きます。

 

 

そしてその間、高見先生はというと、染色に使える草木を探しに

森の方へ消えてゆきました。

帰ってきた高見先生が手に持って来たのは、

「ヤブマオ」という草です。

ヤブマオをコトコト煮ます。予想は渋いマスタード色とのことですが、

どんな色になるかはお楽しみ。そこが染色の面白さですね。

 

 

いよいよ煮だした液の中に布を入れさらに強火で20分ほど煮ます。

そのあと、「酢酸銅」を溶かした「媒染液」の中に入れ浸します。

さあ、どんな色になったかな。冷たい川の水で洗い流して出来上がり!

 

 

子どもも、そして大人も、森の空気、川の流れ、

釣った魚、草を煮だした色、

五感いっぱいで感じたイメージを絵にしました。

 

 

 

森の子どもたちにぴったりのバンダナができたよ!

 

 

休憩をはさみ、午後のテーマは「釣りを極める(渓流釣り)」

「川を流れて、森の景色を楽しむ(川下り)」。

これにより川の上流にはどんな魚がいるのか、

森の生態系の移り変わりを学ぶことができます。

 

 

川の水はとても冷たかったのですが、

上流に進みました。

 

 

まずは、水のたまり場に到着。

日がさんさんと差し込む中での川泳ぎは格別です。

 

 

川の冷たい水をお父さんにかけてはしゃぐ子どもたち。

 

 

 

 

高見先生のレクチャーは続きます。

今回は昨日子どもたちが作った竹竿ではなく

市販の川釣り専用の竿を使用。

これは、魚の細やかな引きを知る為と

魚の生息するポイントにエサを飛ばすことができるからです。

 

 

子どもたちが川遊びをしている間に、

高見先生は魚のエサを探します。

 

 

次に、森に入ります。

 

 

地面を少し削るとミミズが出てきました。

森の中の土はとても柔らかく、

あまり力を入れなくてもどんどん掘ることができます。

 

 

カワエビ2匹とミミズ十数匹。

土が肥えているので、ミミズがたくさん穫れました。

 

カワエビを珍しそうにみるこどもたち。

初めて見るお父さん、お母さんもいました。

 

 

今回は、このミミズをエサにします。

ー森の恵(めぐみ)をいただくー

「ミミズで魚を釣る

釣った魚を私たちが戴く

その命のサイクルを知ることこそが大切」

と高見さん。

街中で暮らしていると

植物がどのように、どのような実をつけるのか

どの生物が何処にいるのか知らないまま過ごしています。

私たちが普段買い物をして

食べたり、飲んだりしているものは

何なのか、何処から来たものなのかを考える

いい機会になりそうです。

 

ミミズを釣り針に付けます。

子どもたちの眼差しは、真剣です。

 

二回目の釣りが始まりました。

 

釣り糸を垂らして、約1分。

早速ハヤが釣れました。

釣り経験2回目とあって、表情から自信がみえます。

 

 

釣れた魚を母親に見せに行く子もいました。

 

 

釣りの最中、高見先生が唸りました。

釣り竿にヤマメかと思わせる強い引きがあったのです。

しかし、残念ながらエサだけ取られてしまいました。

ヤマメは大変警戒心が強く、釣る際にはヤマメに

人の気配を感じさせないことが大切なのです。

ヤマメは、手強い。

結局それ以降、

ヤマメは姿を見せてはくれませんでした。

 

 

「川を流れて、森の景色を楽しむ(川下り)」

釣りの後、さらに上流へ向かいます。

120cm弱のこどもたちが、

自分たちの力だけで水深50cmの川を渡る。

「これだけでも、子どもにとってみたら大冒険なのです」と高見さん。

緊張感ある状況下。

手と手を取り合ったときに、

親と子、友達と友達との信頼関係が生まれます。

 

 

更に上流に向かいます。

 

 

時折、足場の悪い所もありましたが

子どもたちは上流に向かって進みます。

 

 

目的地に着きました。

川の流れが穏やかな所を選びました。

水深はおよそ1mほど。流れる長さは約50m。

ゴール地点には救出役として、保護者の方々に手伝って戴きました。

身体とレスキューベストの浮力のバランスをとりながら

川下に足をむけて川を流れます。

 

 

友達同士や親子で川を流れるのも面白さの一つです。

楽しさや状況を共有することによって、

また更に信頼関係が生まれます。

 

 

次々に流れます。

川の水はとても冷たいのですが、

子どもたちはこの遊びをやめようとしません。

 

 

徐々に上手になってきました。

コツを掴むと、景観を楽しむ余裕が生まれてきます。

今まで見る機会がなかった、

水面からの美しい森の景色は

子どもたちの記憶に残ることでしょう。

 

 

予定では最終的に出発地点まで

川を流れながら川を下る予定でしたが、

川の水量が減ってしまったことと、

時間的な余裕がなくなってしまったことで

川のほとりを歩いて、川下の出発地点に帰りました。

帰り道の途中、川を横切るとき石に滑って

思いきり石にお尻をぶつけてしまった7歳の女の子。

とっても痛かったはずでしたが、

10秒程でぴたりと泣き止んで、歯を食いしばり

友達に手をかりながら、懸命に川を渡っていた姿が印象的でした。

最後に川下の出発地点近くの水のたまり場で

みんながおおきな飛び込みをしてフィニッシュ。

身体を目一杯使った高見先生のレクチャーはこれにて終了!

2日間を終えて逞しくなったこどもたちの姿がありました。

 

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